こんばんは、ブログ一周年を迎えました小林です。
何歳まで出来るかわかりませんが、このHappyBlogの毎日更新は頑張るつもりでおります。何卒、末永く見守っていただけますと嬉しいです。
さて、今日のブログは昨日のちょっと続きになります。
今年になり、あるルートからとても気になるお話がありました。それはアルビノのキンペコを輸入出来るかもしれないというお話でした。もともと爬虫類の業界に携わっていたこともあり、アルビノや色彩変異には少なからず興味がありました。
そして紆余曲折を経て、先日無事に日本初入荷を見ることが出来た次第であります。
アルビノとは先天的なメラニンの欠乏により体表は白く、目は毛細血管の透過により赤色を呈する、劣性遺伝や突然変異によって発現すると考えられています。
日本では遠い昔から、白い動物はその希少性や見た目の美しさから、神の使いや吉凶の前ぶれなどとして、良くも悪くも畏れられてきました。
現代日本において、哺乳類、爬虫類を始めこの魚類にも品種として表現されるほど多く見られるようになりました ↓
さて本日ご紹介するアルビノは、まだまだ日本では希少というよりも見ることさえ出来ないゴールデンキングロイヤルのアルビノ個体であります。ご覧ください。
アルビノゴールデンキングロイヤルプレコ ドイツブリード 3.5cm ¥198000
遂に国内に輸入されたドイツブリードのアルビノ個体です。蛇の世界でいうところのラベンダーのような色彩です。
しかし・・・ドイツという国は凄い・・・・・。 この熱帯魚の世界において、最先端を走っておりますね。個人的にドイツのブリーダー達に敬意を称したいと思います ↓
さて、このアルビノ個体が持つ意味の深さを考えてみることにしましょう。
グッピーを楽しんでいる方にとってはよくよくご存知かもしれませんが、真っ先に遺伝の法則が思い浮かびます。このアルビノ個体と交配することにより、いろいろな個体を作出出来る可能性があることがわかります。
つまり優勢の法則、分離の法則等を用い、将来多数の品種が産まれてくる可能性があります。
例えば、昨日当店のリアルメガクラウン発現率は20%程度とお話ししましたが、人為的にもっと高確率で出現させることもあり得ます。
アルビノは劣性遺伝と考えられ、リアルメガクラウンと交配することで優勢の法則が成り立ちリアルメガクラウンがたくさん産まれてくるかもしれません。まだまだこれからの研究課題ですが・・・・。
ということで、最先端のドイツはこのようなことを基本中の基本として理解しているでしょうから、当然ながらもっと先を進んでいることが予想されます。
アクアショップフィン 小林の今後といたしましては、今までどおりメガクラウン血統同士の交配により、出現率を高確率にする可能性について研究していくことをメインと考えていますが、このアルビノを用いた遺伝の法則からのアプローチも試みていく所存であります。