※ブログの生体につきましては 在庫がいない 場合がございます。ショッピングにてご確認くださいませ

Coニュースーパーポタロについての一考察

こんばんは 小林です。

先日、ある熱帯魚通の方とコリドラスの話をする機会がありました。その方と盛り上がりましたお話を、少しご紹介したいと思います。遊泳性の弱い魚にとっては、大きな河川が分水領になるのではないかというお話です。

以前はボディミストのスーパーポタロと呼ばれていた、白いボディに細かいスポットがたくさん見られる、コリドラス ニュースーパーポタロエンシスを例にとって考えてみました。また、それに混じるソロックスに似たホワイトソロックスについても話題となりました。

このコリドラスはネグロ水系で採集されますが、なにか違和感を感じておりました。そう、よく考えてみますとネグロ河本流ではなく採集地はネグロ水系なのです。頭部に三日月紋が見られますが、アドルフォイやバーゲシー等、ネグロ河本流を代表するコリドラスには似ても似つかない雰囲気であるため、私自身違和感があったのだと思います。よっぽどネグロ河の北側で採集されるリオブランコのカネイのほうが似ていますね。

NewSuperPotaro013-1 ニュースーパーポタロエンシス

ポタロエンシスというだけあって当然ポタロエンシスに似ているわけであります。

さてその原記載のポタロエンシスは、ブラジルの北に位置するガイアナのポタロ河にて採集されております。↓

PotaroensisRioPOtaro004

この2種は、ネグロ河より北に位置する河川で採集されるためか、彼らは同じよな雰囲気をもっており似ております。これに反しニュースーパーポタロは、水系が同じでもネグロ河本流のコリドラスとは似ていないことがわかります。

このことから、リオネグロ河はとても川幅が広いため、北側の支流からコリドラスが本流に流れ込んでも、遊泳性の弱いコリドラス達は本流には居つけない可能性があるのではないかと考えられます。

つまり大河川そのものが広大なことから、コリドラスにとっては分水領になっているのではないかと考えられるのです。

Map2

ちなみに、ニュースーパーポタロエンシスに混じって採集されるソロックス似のホワイトソロックスはネグロ本流では未だに未知であります。産地がかなり離れているのに、ガイアナやフレンチギアナ、アマパ州などに同様の雰囲気を持つロングノーズコリドラスが多く棲息していることは、非常に興味深いことだと思います。

WSolox024 ホワイトソロックス

このような机上の論理が正しいのかはわかりませんが、採集者がわかっておりローカリティがしっかりしていることで、コレクション以外にコリドラスの違った楽しみ方があるものだと、今回のお話で気づかされました。

う~ん 深くて面白い!! これからも、いろいろな角度から追求していきたいと思います。

そしてせっかくなので!来週末までお得な価格でホワイトソロックスとニュースーパーポタロのセット販売を行いますね。

この2種のセットで13000円にいたします。

NewSuperPotaro013-2WSolox027

では お待ちしております。 店長 小林