こんばんは 店長で~す!
昨日はキンペコ達の餌についてお話しましたね。そのなかで
④ ベビー用のおこぼれ
という項についてご紹介します。あくまでもフィン流なので参考までにということで。
飼い主の日々たゆまぬ努力によって、購入したキンペコ達が成長して親になり、そして子孫を残すことになる。
ここまでは飼い主とその両親の共同作業なですが、ここから稚魚の育成はお父さんの仕事。
そしてその頃、飼い主にもやることがありますね。それは赤ちゃんたちの餌。
フィンの場合は生まれた子供は筒から出さずにお父さんが子育てするのですが、それでも子供の食べ物が問題になります。
以前から、ベイビー達はお父さんの糞を食べて成長していることはわかっているのですが、それだけでは心もとないので、フィンでは以下の餌をブレンドしてスポイトで筒の中に吹きかけています。
小林ブレンド ベイビー専用汁・・・・・インペやスーパーインペ、ニューメガ達の子供用ベビーフードです。なんやかんや考えてブレンドして与えています ↓
では中身はこんな感じです ↓
① ブラインシュリンプ自家製冷凍 (ブラインシュリンプエッグは各種あります)
うちで使っている孵化率が85%のソルトレイク産のブラインシュリプエッグです。数えたこと無いので(笑)85%がどうだかですが、そう書いていますし良くわいています ↓
最近は小分けして販売しています(30g入り さじ付き ¥1200)
このブラインシュリンプエッグと塩でブラインシュリンプをわかします(孵化器は自作です)。塩はご自宅の粗塩でけっこうですが、フィンでも販売しています(500g 300円 投薬するときにも使えます) ↓
こんな感じでわきましたので、エアーを止めます。(うまくわかせていない方には購入されたときに詳細お知らせします) ↓
エアを止めて数分経つと孵化器の底に活きブラインが溜まるので、その活きブラインの部分だけをエアチューブからプラケに抜きます(これで匙に4~5はい分程度) ↓
さてこのブラインシュリンプをメッシュカップに移し、水道水で綺麗に水洗いしたのち、塩素が気になるのでプレコ飼育水でもう一度洗います ↓
そして、冷凍します。うちでは一度に多く使うためにペットボトルで冷凍しますが、一度に使用する量が少ないお家では、製氷皿での冷凍がいいと思います ↓
活きブラインは泳ぐため底面にいる稚魚たちのお口に入る量が極めて少なくなります。そこでこのように冷凍にし、それをもどしてあげるのです。
ブライングッズはこんなのもあります。エッグも各種あるので使いやすいものをどうぞ ↓
② デルベビー 赤ちゃんのエサ 各サイズ ・15g 398円 ・250g 3240円
デルフレッシュフードのパウダー状。赤ちゃん用として販売されています。
忙しい朝などは、こちらを与えるだけでもだいぶ良いですよ。ただしサイズがこの2サイズだけなので、中間サイズをだしてほしいところです。
③ 謎の粉(笑)
ず~っと使っています。直接食べたり、鰓からも吸収されます
④ その他
他にはクロレラも良く食べますのであげています。そして例のマジックリーフ。今頃は石垣島で採集中だったりして・・・。乞うご期待
これら①~③を混ぜ合わせて極小ベビーフードが出来上がりました。
さてこれを ピペットで子供のいる繁殖筒の中に吹きかけてあげます。
ピペットは色々ありますのでお近くで購入されるか、なければこちらで販売しています ↓
左から20ml、 10ml 、 そして通常販売されるスドーのピペット。この赤いスポイトはゴム製なのでひび割れて使えなくなります
1、ガラスピペット&シリコンスポイトのセット 10ml (999円) ↓
2、プラのピペット&シリコンスポイトのセット 20ml (999円) ↓
ということで、今お使いのピペットに、長く使えるシリコンスポイトに交換することも出来ます。ベビーフード用には10mlが使いやすいと思います。 ↓
こちらは20ml。大きいので掃除用としてもおススメです ↓
出来れば ライターでスポイトを少し曲げておけば、筒によりよく噴射しやすいです。使い込んでいるので汚れていますがこんな感じで曲げています ↓
いかがでしたか? このようなベビーフードをだいぶ成長するまであげます。面倒なのですがやはり手塩にかけると歩留まりもいいし綺麗に育ちます。そして手をかけただけ愛着がわくというものです。(このベビーフードのおこぼれを親たちも好んで食べます)
フィンでは定休日が2日間あるため、週に二回、赤ちゃん達にご飯をあげれませんが、できるだけ毎日あげてください。出来れば一日2回以上あげると良いでしょう。
そのほかに色々なテクニックがあると思いますが、またの機会にということで
アクアショップフィン 店長 小林