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ミクラカンティクスの仲間

こんばんは 店長の小林です。

世界最小のプレコ、ミクラカンティクス属。

属にこのバンドラグティだけという

特異な一属一種。

今回、コロンビアから野生のミクラカンティクスが入荷。

しかもアピスト採集のプロフェッショナル、

Dナンバーチームが採集した野生個体を

入手することが出来ました。

しかしなんだか妙な雰囲気・・・

では どうぞご覧ください ↓

 

① ミクラカンティクス バンドラグティ 2024 野生採集個体 Mサイズ 

以前のブログから ↓

属名Micracanthicusは小さいという意味をもっており、種名 vandragtiはカルビン大学の生物学者ランディ バン ドラクト教授が由来の新属新種。本種はベネズエラのVentuari River 等オリノコ水系で採集される世界最小のプレコとして知られ、3cm台でも繁殖します。

今回10匹程度お店にやって来ました。目視の時はわからなかったが、画像撮ってみてミクラだと言いきれる個体はこの個体のみでした ↓

No9   4.8cm   ¥12800 オス個体。背びれ棘の先端が急カーブ状に後方に流れ曲がる。また尾筒付近の太さが一定で尾鰭の形に特徴がある。また吻がペタこくて、だいぶロングノーズです。そして世界最小種と言われる所以、このサイズでもう雌雄がはっきりしており成熟しています ↓

 

② ヒパンキストルス sp. オリノコ   Dナンバー便  2024採集個体 M~Lサイズ 

Micracanthicusとして入荷しました。詳細なロカリティは不明、というかきっと教えてもらえません。入荷時、体色が漆黒でスポットが多く、なにか違和感を受けたが先入観もあってミクラだと思っていました。上見では全くミクラとの違いが判らなかったが、横見撮影をして違う種だと認識できました。またミクラは小さいという意味をもっており、3cm台で成熟し繁殖に至ります。なのに今回雌雄が全く分からずおかしいなと思っていました。

さてこの種、ミクラじゃなければいったい何属なのか。ヒパブリコン2022、カテゴリーⅥで解説したことのある下記のヒパンキストルス属にも似たようなのがいましたので、それに近いものと考え今回ヒパンキストルスspにしました。

ヒパブリコンの解説 ↓

例3 Hypancistrus lunaorum

このタイプはオリノコ上流で採集された個体が基本となりますが、輸入されるたびに見た目が異なりspオリノコという名等で販売されます

・パラタイプ似の基本タイプの個体。ブラジルのスタークラウンにも似る ↓

・最近入荷した lunaorum

 

以下今回入荷した個体です。上記Hypancistrus lunaorumに近い種と思われるが、吻の長さがより長くロングノーズです。また尾びれの棘、上端が下端に比べかなり短く、ミクラの尾に似た形状をしています。

No2   5.0cm   ¥13800 ↓

 

No3   5.3cm   ¥13800 ↓

 

No4   5.2cm   ¥13800 ↓

 

No5   5.1cm   ¥13800 ↓

 

No6   4.8cm   ¥13800 ↓

 

No7   4.7cm   ¥13800 ↓

 

No8   4.7cm   ¥13800 ↓

 

③ ミクラカンティクス バンドラグティ 2024 野生採集個体 XLサイズ 

ミクラカンティクスなら、当店過去一サイズになる超ド級体型の個体。とにかくこんなサイズを見たことが無いのでイマイチ実感がわかない・・・。個人的な意見としては、ミクラだとは思うのですが  No9の通常ミクラカンティクスと上記ヒパンキspとの中間的な顔つきをしているように感じております

No1   7.0cm   ¥19800 オス個体 ↓

 

3個体の比較画像

巨大オス個体 ↓

謎のヒパンキsp ↓

ミクラカンティクス ↓

 

④ ヒパンキストルス sp. オリノコ   スネーク  2024採集個体 4cm   ¥16800 

上記Dナンバー便にて入荷したミクラカンティクス達に混じっていた謎のヒパンキストルス? です。インスペクター種かな?とも思いましたが、あの独特の顔つき(頭部に高さがあって、吻が短く目は上付き)ではなく違って見えます。尾びれに柄があるもの特徴です ↓

 

今回のDナンバー採集隊によるミクラ系のプレコ達。

採集地は明らかにしていないですが、明らかに今まで

見たことが無かったものでした。

これがあるから南米はやめられない。

フィン 小林